ホームページは“あるだけ”ではもったいない─「発信の仕組み」を持つことが、今治の事業者に必要な理由

ホームページがあるから大丈夫…と思っていませんか?

「うちはもうホームページがあるから十分」
「集客にいはInstagramを更新しているから問題ない」

今治でも、そんな声をよく耳にします。
ですが実際には、“作っただけ”“投稿しているだけ”ではもったいないかもしれない、ということをご存知でしょうか?


「作っただけのホームページや」「投稿しているだけのSNS」は“空箱”かもしれない

ホームページやSNSはお客さまに見つけてもらい、行動につなげることが目的です。

最近では今治でも
「手が回らないからお店の発信はSNSだけに絞ろう」
「やっぱりGoogleから検索してもらえるように、自分でホームページを作れるように勉強しよう!」
と、戦略的に発信場所を捉える意欲的なオーナーさまが増えてきているように感じます。

しかしまだまだ、このようなもったないないケースも散見されるのです。

こんなホームページはもったいない
  • 10年前に外注してそのまま放置している
  • 店主が手作りしたが、作っただけで満足してしまった
  • 業者に作ってもらったが自分で更新できない
  • 追加したい情報があっても更新料が高くてお願いできない

どんなにデザインがきれいでも、古くて動かないサイトは“空箱”。
SNSも同じで、投稿しても「見つけてもらえない」「来店につながらない」ことが多いのです。

こんなSNSも、もったいない
  • 住所や連絡先がどこにもない
  • 写真はおしゃれだけど「今」売られているものがわかりにくい
  • 予約や注文方法、店休日がわからない

あなたのホームページやSNSアカウントには、当てはまることはなかったでしょうか?

発信することよりも「導線」を意識できていますか?

ホームページ・SNS・LINE公式アカウント・チラシ・・・営業活動に使えるたくさんのツールがありますが、これらはどれも「あるだけ」では意味を持ちません。大切なのは、お客さまの「知る → 興味を持つ → 行動する」までの流れをつなぐ導線を作ること。

たとえばカフェなどの飲食店なら

Instagramの投稿で発見

固定投稿に営業カレンダーや今月のランチ、日々の投稿で当日の営業の様子や予約の空き具合

Instagramのプロフィール

住所や営業時間・連絡先、予約フォーム

来店

レジ横にLINE公式アカウントのQR

LINE配信

クーポンの配信などで次回利用のきっかけに

というように、“点”ではなく“線”として情報を設計することで、初めて集客の仕組みが機能します。

しかし、今治のカフェやケーキ店などでもよくあるケースが、こんなアカウント。

今治市内のお店でもよくある残念なアカウント
  • 住所が載っていないので行ってみたいけれどどこのお店かわからない。
    (今治のお店なのかわからない場合もあります)
  • 更新のタイミングが遅く、先月のランチは載っているけれど、今月の情報がわからない。
  • 誕生日ケーキなど事例は豊富にアップされているものの、価格表や予約方法が載っていないのでいちいち電話で内容を確認しなければならない。お店に行けばチラシが置いてある。

お客さまにとってはいちいち電話で確認することはとてもストレス。どんなに口コミやSNSで認知がとれても、次の行動に繋がりにくいとチャンスロスにつながってしまいます。

ここで注目したいのは、「Instagramはやっている」「おみせにチラシがある」「実はLINE公式アカウントもある」なのにそれらが鎖のようにつながっていないことなのです。

ネットとリアルの“足並み”をそろえる

SNSをやっているから大丈夫。
店頭で渡せるようにチラシも作った。
だからお客さまにもわかりやすいはず!

でもお客さまが流れるように行動できないままではもったいないのです。

よくあるのが、SNSの担当者とレジでチラシが必要だと感じている担当者がバラバラだというケース。
それぞれの担当者が責任感をもって自分の業務にあたられていても、お客さまの行動ベースでつながりを意識できていないと上記のような「ぶつ切り状態」になってしまうのです。

これは、飲食店やケーキ屋さんのような商店だけでなく、メーカーなどの営業員さんにもいえること。会社案内、YouTube、ホームページ、EC、などなど、会社がどこでどんな情報を発信しているかが把握できていないと、お客さまからの問い合わせにお答えしにくくなります。

だからこそ、店頭販売や営業などリアルな活動と発信の連携は意識したいところです。ちゃんとネット上の導線と店頭の動線を一致させると、お客さまの体験がスムーズになります。「SNSで見た商品がここにあった!」「問い合わせした内容がスムーズに解決できた!」という小さな感動の積み重ねが“ファンづくり”の第一歩になります。

「どこで」「何を」発信するかもかかせない要素

このように、見つけてもらうには発信が大事だということは多くの人が理解しやすいこと。
ところが、「見た目がきれいならいい」と思われがちなのが、成果に結びつかない原因の一つでもあります。

ここまで説明してきたような「導線を意識した発信」には「どんな情報」を、「どこに出すか」という設計がかかせません。

例えば若い世代はInstagramを、シニア層や企業担当者はGoogle検索を使うように、「お客さまがどこで情報を探しているか」に合わせて発信場所や発信スタイルを戦略的に考えることが大切です。

ですが、どんなことを発信したらいいのかわからず、日記のような投稿をしているアカウントやホームページもよくあります。
お客さまにファンになってもらい、来店や予約・購買につなげるためには、お客さまが無意識に知りたいと感じていることにフォーカスした発信も必要なのです。

たとえば
「スタッフで忘年会を開催ました!また来年もがんばります!」
よりも
「お客さまから朝食が楽しみなりました、とお声をいただきました!寝起きでも食べやすい“軽くて香ばしいパン”を焼いています」
の方が、心に届きます。


お客さまに行動してもらえる仕組みを動かせていますか?

お客さまに知って・行動してもらうためには、“点”ではなく“線”で発信することが大事。そのポイントはこの5つです。

ホームページでもSNSでも意識したい発信のポイント
  • 自分ごとと感じてもらえる情報設計をする
  • お客さまがいる場所で発信する
  • お客さまが知りたいことを先回りして投稿する
  • 発信の形(テキスト・画像・動画)をお客さまに合わせる
  • 発信によってお客さまを次の行動へと誘導できる道筋ができている

発信を続けるには、「なんとなく更新」から一歩進んで、ビジネス構造に合った“仕組み”を動かすことが大切です。ホームページが絶対必要なわけではありません。SNSを絶対やらないといけないわけでもありません。どんなツールを使うにしてもお客さまが見つけて、買ってくれるまでのルートが整っていないと、なにをやるにも成果がでないということになってしまいます。

この機会に、お客さまに気づいてもらってから販売できるまでの導線や発信戦略ができているか、確認しませんか?

バリ・エンパワーメント クラブには、日頃から企業さまの発信サポートも行っているメンバーから現在の導線・発信内容から改善図を作る「集客導線診断」をご提供しております。ホームページ・SNS・紙媒体での発信もふくめ、商材やお客さまの居場所など全体を俯瞰して設計のアドバイスをさせていただきます。

お問い合わせ」よりお申し込みください。

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この記事を書いた人

オカヤマセイコのアバター オカヤマセイコ チームディレクター/デザイナー

子どもたちが大人になる頃、もっと住みやすく楽しい今治になっていてほしい。そのためにクリエイターの力でできることがあると信じています。
「これって頼める?」という声に泥臭く寄り添っていきます。